<ぷち旅>
小田原 青色申告会 発行 青色NEWS WEB
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箱根エリア<強羅>
箱根美術館
  箱根のケーブルカーを公園上駅で左側から下車、駅を出てすぐ正面。箱根の美術館の中で最も古い歴史を持つ『箱根美術館』へ行って来ました。
  冬の箱根美術館でまず目を引くのは広大な庭の地面を覆う萱の束。起伏に合わせて並べられ縄で固定されていました。冬の間、箱根美術館の庭園を覆う約130種類もの苔を霜から守るための措置なのだそうです。葉の散ったもみじたちと萱の冬枯れたちょっと寂しげな風景は、静かな感動を味あわせてくれます。
  茶室・真和亭では椅子に座り抹茶を味わうことができます。その隣の富士見亭では月に一、二回ですが華道の体験も行われます。予約はなしで一回百円。様式にこだわらず、茶華道を楽しませてくれる、箱根美術館の粋な計らいです。
  土日祝日と11月に公開の石楽園では、美しい小川にもこだわりと技が隠されていました。大きな岩を組んで、やさしい川の音がさり気なく聞こえる工夫がなされています。
  園内には国指定登録有形文化財に指定された『神山荘』を筆頭に、日本の伝統技術と建築美を今に残す建物が点在しています。現役の宮大工の方が見学の為に来られる事もあるとか。一部は限定の公開ですが、日本の建築美を、同じ敷地内でいくつも見ることが出来るのって、かなり珍しい所ではないでしょうか。
  中国風の青瓦が特徴的な箱根美術館本館は、日本陶磁器が主な展示品です。驚いたのは重要文化財の埴輪『天冠をつけた男子』など、歴史的に価値のある作品をガラスの隔たりなく見れる事です。来館者が作品を楽しむ為の見せ方の工夫に心が躍ります。美術館で一番人気の信楽焼などは、焼き物がお好きな方には必見のコレクションだとか。
  天気が良いと相模湾から房総半島まで望める美しい庭園で、日本人が守るべき日本の美を、広く深く楽しむことができました!










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