<ぷち旅>
小田原 青色申告会 発行 青色NEWS WEB
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真鶴エリア
真鶴古道散歩
  駅に降り立った瞬間から潮の香りを感じる港町真鶴。真鶴駅から岩海岸、そして真鶴港までと、二つの海を結ぶ古道を歩いて来ました。
  真鶴駅前の地下道で道路を渡り左へ、真鶴町役場の前を通る道をのんびり下って行きます。所々に岩海岸への道を示す表示があるので迷わずどんどん進めます。
  春の岩海岸は、釣りや散歩を楽しむ人がまばらに居る程度。波の音が静かに響いています。海岸の左手には真鶴の漁師たちを見守る弁天島。波間に浮かぶ岩に聳える松と鳥居がちょっと珍しい風景です。円を描いて広がる岩海岸の向うには真鶴新道の岩大橋が海の上を真っ直ぐ横切っています。
  岩海岸から真鶴港へ向かうため、駅から来た道をうたい坂の石碑まで遡ります。うたい坂とは、源頼朝が岩海岸から房州に逃れる際、頼朝の無事と再起を、土肥実平がこの地で歌い踊ったことが由来なのだとか。
  港に真っ直ぐ向かう前に、ちょっと寄り道をします。真鶴小学校の近く、東の道祖神が鎮座する丘へ。ここから真鶴港を一望し、気合を入れ直しました。
  長い下り坂の途中でもう一つ、発心寺に寄り道です。ここは国の重要無形民俗文化財に指定されている、貴船まつりの花山車の出発地点となるところ。毎年七月末の祭当日には、真鶴港が観光客で溢れかえります。
  港に近づくにつれて、駅周辺よりも賑わいを増すのが港町の面白いところ。港を目の前にした民宿や磯料理の店が立ち並んでいます。江戸城築城の際に石材を海から運搬した歴史を持つ真鶴港。今でも、真鶴の石材業はとても有名ですよね。観光客向けには真鶴岬や観光名所の三ツ石を海から巡る遊覧船も出ています。他にも釣りや、波打ち際で貝を拾う子供がいたり。行き交う船を眺めているだけでも、なかなか楽しい気分です。ゆっくりと港を歩き回って満足し、駅まではバスで戻りました。坂を上るのは辛いなあと思ったら無理をしないのがぷち旅流です。










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