<ぷち旅>
小田原 青色申告会 発行 青色NEWS WEB
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小田原エリア<板橋>
宗福院地蔵堂
 小田原駅から箱根登山電車に乗って一駅、ふらりと降り立ったのは箱根板橋駅。小田原から箱根へとつながる国道一号線の道が正面を通っています。左へと道なりに進み、踏み切りがある交差点を渡りました。そのまま細い道を直進すると、道なりに小さな神社を発見。設置された看板には牛頭天皇(ごずてんのう)の名が。疫病避けの神として祀られていました。
  この社を通り過ぎてすぐ、旧東海道に出ました。整備された道路は白く、両脇にずらりと並んだ建物の所々に、古きよき日本の建築物を幾つも見ることが出来ます。途中には、小田原の街かど博物館の一つ「下田豆腐店」の出桁造りの建物もあります。更に進んだ所では、荘厳な蔵のような建物に目を奪われました。ずっとこの土地に残っていたのかな、なんて想像を膨らませると同時に、日々積もる歴史の重さを感じます。
  程なくして、緑が囲むやや小高い石垣の上に、宗福院地蔵堂(そうふくいんじぞうどう)が見えてきました。宗福院地蔵堂は県指定重要文化財。本堂の右脇には鎮守福興大黒尊天(ちんしゅふくこうだいこくそんてん)の像が。見上げるほど巨大な大黒様は正に圧巻。一番のインパクトを受けました。
  また年に二回、この宗福院地蔵堂では板橋地蔵尊大祭と言う祭りが行われます。祭がある8月と1月の23日と24日には歩いてきた駅から神社までの道なりに沢山の露天が賑わい笑顔の人々で溢れかえります。この祭、1月の板橋地蔵尊大祭の日に詣でた人は、亡くなった身内の方とそっくりな人に会えると言う伝説があるとか。残念ながらこの日は祭の日では無く、境内はとても静かでした。大きな銀杏の木の下にあるベンチに腰掛け、広い敷地の端々に並ぶ遊具を眺めていると、不思議と幼少時代の懐かしい気持ちがよみがえり、胸が満たされました。
  観光マップや案内板にはない道を自分のペースで、楽しいものを探しながら歩く。ちょっと贅沢な時間の使い方ではないでしょうか。










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