<ぷち旅>
小田原 青色申告会 発行 青色NEWS WEB
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箱根エリア<強羅>
箱根登山電車と【青色会員探訪】箱根 彩葉
【箱根登山電車】
 箱根登山電車はその名の通り、急な山の斜面を登ることに特化した山岳鉄道です。小回りが効く小さなボディは鮮やかな赤色。それが緑の木々に囲われた線路をのんびりと進んで行く姿は、箱根名物のひとつです。
 箱根湯本駅を発車した電車はゆっくりと走り出します。正面には大きな窓があり、運転席の向こう側に続く線路を眺めることが出来ます。左右に生い茂る緑の間を縫うように進み、重厚で歴史を感じさせる石造りのトンネルを抜けていく電車。市街地とは全く違う景色が旅心をくすぐります。
 登山鉄道ならではのイベント、スイッチバックは片道で三回。進行方向が逆転する度、どこかで「おおっ」と声が上がり、車内は旅の陽気な雰囲気に包まれていました。
 終点の強羅に到着し、一斉に降りた乗客の殆どはそのまま同じ方向へと向かいます。登山鉄道よりもっと急で、もっと高くへと進むケーブルカーです。こちらも登山電車とおそろいの赤。
 急な斜面にあわせた斜めの車体が、ケーブルに引かれてグングン山を登ります。車窓から空を仰げば、なんとなく雲に近づいたような気分。終点の早雲山に着くと涼やかな風が吹き抜けます。駅を降りて展望台に出ると、そこには本当に視界いっぱいの青空が、遠くどこまでも広がっていました。

【青色会員探訪】箱根 彩葉
 広々とした景色と自然の中をそぞろ歩き、早雲山駅から少し足を伸ばします。
 向かうは静かな隠れ宿、箱根・彩葉(いろは)です。
 湯本や元箱根の様な賑やかさとは違う箱根の一面、静寂と情緒を味わいながらじっくりと湯宿で体を癒す湯治場としての空気が、ほっこりと感じられるような早雲山。爽やかな風が緑を揺らす音に耳をそばだてたくなる、とても静かな所です。そこに木々や草花に囲まれて、ひっそりと佇むのが箱根・彩葉。旅情をそそる隠れ宿です。
 部屋は和室が六部屋。全ての部屋の窓から、季節によって表情を変える箱根連山を眺めることが出来ます。
 温泉は乳白色のにごり湯を、100%そのまま掛け流しにしています。しかも追加料金もなく貸切りで入ることが出来るという、驚きの贅沢さ。実際に利用したお客様からも大好評を得ているそうです。
 彩葉のディナーは洋風のコース料理。暖色の明かりが灯るダイニングで、肩肘張らずにのんびりと食事する事が出来ます。ぜひ料理と一緒に楽しんで欲しいのが、お手頃価格のイタリアンワイン。市場にも出回らず、箱根では唯一、彩葉でのみ取扱いがある銘柄も…。
 人情味溢れるこぢんまりとしたお宿で、静けさの中に身を置いて…心身を満たす時間を過ごせそうです。
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