木工房・廉/吉井 廉太郎/自分の思うようにやる!
事業所 :神奈川県平塚市土屋1235-3
電話番号:0463-59-4137
【自分の思うようにやる!】
吉井さんは、これから創業する人に対して「6割」は「やめたほうがいい」という気持ちでアドバイスしているといいます。なぜなら、一般的に商売は大変で、サラリーマンの方が収入が安定している傾向にあるからです。それでも、吉井さんが選んだのは「4割」の、商売をするほうです。それは、厳しい環境にあるぶんだけ「やりがいがあり夢があるから」だそうです。
今は、創業時を支援してくれた奥様への感謝と、一人娘の笑顔がパワーの源になっているそうです。
やさしいweb版、創業体験談
Q :創業して何年ですか?
吉井:平成14年に創業ですので、13年になります。
Q :なぜ創業したのか
吉井:やりたかったのでやりました。
僕の母親が「男は一生働かなくてはいけない。家族を養っていくためには、働かなくてはならない。どうせ、働くのであれば、好きなことをして働きなさい。」
子どものころ言われた記憶があって一生やり続けられる仕事をみつけたいと思っていました。

Q :市場で受入られた理由
吉井:まだ、成功しているとは言えないがお客様のことを第一に考え、如何に使いやすいかを念頭に置き、製作に取り組んでいます。
自分の思うようにやることが成功の鍵だと思います。

Q:青色申告会の活用
吉井:仕事はできるが、経理のことがわからないので指導してもらっています。
Q:創業者へ応援メッセージ
吉井:自分の信念を持って仕事をしていくことでそれを貫き通すことによって仕事というのは、向こうから来ると信じています。
編集後記
・・・・・・使い勝手(使うお客様の気持ちを考えて・・・)を追求。
しかし、使い勝手の他にやはり原価も考えて・・・といいます。
また、業界でのポジショニング(元受から仕事がくる場合と、元受からさらに他社を経由して仕事がくる場合では、断然元受からの仕事のほうが利があつい)の重要性についてもおっしゃいます。
そんな吉井さんも、個人事業から法人になることを一時お考えでした。事業の展開の仕方や節税のこと、また青色申告会を卒業して税理士さんを利用することなど様々なことが考えられます。職人としての個人事業主から、総合調整役の社長という立場へ・・・。つまり、イメージとして法人は、営業マンを雇い仕事をとってきてもらう、職人を雇い家具を製作してもらう、経理や販売係(納品係)にそれぞれの業務をしてもらい、自身は会社を経営する仕事をすることになる・・・。長い間悩んでいらっしゃいました。そして彼は次のように決めました。やはり個人事業主のままで、自分がそうであったように弟子を雇い職人を育てる。この道を伝えていくほうを選ぶと・・・。
当然のことですが、吉井さんの弟子は吉井さんしか育てられません。吉井さん自身も好きでやってきた道。自分が懸命に歩んできた道を弟子に伝えていくという姿に私達も共感しました。